牡丹の芽が出た
同じボタン科の芍薬とは、芍薬を台木に牡丹を接木して増やすくらい近縁なのですが、漢方では効能・用途ともかなり違っています。両者の違いはここでは割愛します。
なぜここで花もつけてない牡丹を紹介したかといいますと、生薬としての牡丹(牡丹の根皮)を最もよく使うシーズンが今なのです。
花粉症も中後期になると、鼻炎では、鼻の奥がツーんと乾いて痛んだり、ハナ血が出たりする方が増えます。のどが乾いて痛んだりする人も増えます。牡丹皮をよく使います。漢方薬として小青龍湯は効きません。養陰清肺湯になるでしょう。アトピー性喘
息も同様です。
春先に悪化するニキビ、生理時に悪化する大人ニキビ、アトピー性皮膚炎でこの時期悪化する方にも欠かせない生薬です。涼血清営顆粒に配合されています。
更年期女性特有の冷えのぼせにも不可欠の生薬です。桂枝茯苓丸の主薬がこの牡丹皮です。
牡丹皮には止血作用と血液循環を良くする働きがあるので、春先に悪化する痔にもよく使われます。
漢方の本領ともいえるアンチ・エイジングの分野で、補腎薬はその中心といってもよいグループです。ここでも牡丹皮は必須といえます。八味地黄丸、牛車腎気丸、杞菊地黄丸、八仙丸、海馬補腎丸、耳鳴丸、参馬補腎丸などに配合されています。中高年のメマイ、耳鳴りは春に頻発しますが、これら補腎薬をよく使います。
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